2023年2月13日

YouTuberの広告収入が軒並み減少しているのはなぜ?

最近、YouTuberの広告収入が大幅に減少しているというニュースをよく見かけるようになりました。

おそらく、この原因はコロナ禍で新規参入者が増加してきたことが大きな要因ではないかと考えています。

この点、テレビのチャンネル数は増えずに有限ですが、YouTubeのチャンネル数は無限に増えていきます。その一方で、視聴者の時間は有限です。

  • YouTubeのチャンネル数:急増
  • テレビのチャンネル数:一定
  • YouTube全体の広告収入:減少(TicTokなど競合の影響)
  • 視聴者の視聴時間:増加

有限である視聴者の時間をテレビとYouTuberで取り合っているわけですが、チャンネル数が増えれば増えるほど、YouTuber一人当たりに費やす視聴時間が減少していきます。

仮に、10チャンネルしかない状態で視聴者が100万人いれば、単純に考えて、1ちゃんねる当たり10万人ぐらいは視聴されます。

これが100ちゃんねるに増えた場合、1チャンネル当たり1万人程度まで減少していきます。その結果として、収益が大幅に減少していく結果になります。

これがコロナ禍で在宅ワークが増えた、あるいは芸能人が参入した結果、チャンネル数が急増してしまったのではないか、そう感じています。

そのため、YouTuberの収益減少には、必ず視聴回数の減少が伴っているはずです。

もし仮に、視聴回数に変化がないにも関わらず、収益が減少してしまった場合、それは広告単価が減少したことを意味しますが、当サイト運営者の印象では、単価については増えた人もいれば、減った人もいると感じています。

今後のYouTube広告については、アカウント自体の品質が重視されていくのではないかと感じています。

例えば、広告を配信しても実際の成果に結びつかない広告については、いくら再生回数が多かったとしても、広告単価が減少していく仕組みになっていくはずです。

この辺りは、アドセンスにおける、いわゆる「スマートプライジング」に該当するものかもしれませんが、YouTubeでも発動した可能性を否定できません。

いずれにしましても、広告単価の減少により、炎上目的で再生数を稼ぐような手法は通用しなくなったものと思います。

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