2016年05月21日

予定納税はいざという時に役に立つ

個人事業の際に予定納税をしたことがあるのですが、法人税にも中間申告というのがあるようです。これは一定以上の税額を納めている人が次年度分も先払いする制度となっており、その税額は個人事業で15万円、法人の場合は20万円となっています。

私の場合、そろそろ3回目の法人決算の時期になるのですが、現時点での法人税額がちょうど20万ぐらいになるため、パソコンでも新調して経費に計上して20万円以下にするか、それともこのまま利益をキープして予定納税をするかで多少の迷いがあります。

ただ、一般的な業種とは違い、アフィリエイトサイト運営の場合は収益の波が激しい傾向にありますので、個人的には多少の無理をしてでも払える年度に払っておいた方がよいと思います。

といいますのも、個人事業であれ、法人であれ、会社のお金を引き出そうと思えば、際限なく引き出せてしまうからです。役員貸付金などで引き出すことができますし、定期預金や株式投資などの方法をとったとしても、引き出そうと思えば、解約して難なく引き出せてしまうものです。

そして、納税時期が来た際に帳簿上のつじつまが合わなくなり、納税費用に苦労してしまうことになるわけですが、まさにこの対策のために予定納税というシステムが考案されたのだろうと思います。僕はこの予定納税をしていたおかげで非常に助かった年度があるのですが、次年度に収益が減少した際には予定納税をしていた分がかえってきて助かったという記憶があります。

ほか、小規模企業共済などで万一の際に備えて積み立てることもできますが、こちらも割と簡単に積み立てた分から貸付を受けることができてしまいます。その点、予定納税は引き出すことのできない定期預金みたいなものですので、いざという時のためにできるだけ予定納税をしていた方がよいでしょう。

ネット上には還付金に利息が付くからお得という情報もありますが、正直、1年間まるまる予定納税として預けているわけではないので大した利息はつかないものです。最近はマイナス金利なども導入されましたので、利息的な面はそれほどメリットはありません。

それよりも、次年度の収益が激減した際に非常にメリットがありますので、アフィサイト運営のセーフティーネット的な意味合いで払っておくことをおすすめします。

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