1サイトごとの個人事業化は脱税になるか?
確定申告の時期が近づいてきましたが、副業や個人事業でアフィリエイトをされている方は申告する時期に入ってきているかと思います。私は現在、法人にて運営しているのですが、かねてから考えている節税方法として、1サイトごとの個人事業化は可能なのか?という疑問があります。
例えば、金融やウェブ、あるいは健康関連など、様々なサイトを運営している場合、すべてを一括で売上に計上してしまうと金額が大きくなってしまいがちです。所得が大きくなると課税率も上がってしまうため、各分野ごとに独立させて運営した方がよいのではないかという気がするのです。
各分野で独立した形で個人事業を展開することにより、青色申告特別控除の65万円分をそれぞれ受けることができますので、そういった形での節税ができないものかと。
例えば、僕ひとりで金融、ウェブ、健康の3サイトを運営していたとします。そして仮にでのお話ですが、3サイトの合計の売上が1,500万円だったとします。この場合、消費税の課税事業者になってしまいますし、税率もある程度の規模感がでてきてしまいます。
それを、サイトごとに個人事業化し、ぼくと定年退職でふらふらしてるおじさん、そして無職年金ぐらしのかあちゃんのそれぞれに割り振って3分割したとすると、各個人事業の売上を500万円に収めることができるわけです。
僕一人の場合と比べると、青色申告控除が3倍になりますので、控除額が130万円ほど増えますし、基礎控除も3人分になるので76万円増えます。合計206万円分の控除額が増えることになるわけです。加えて、消費税の課税も回避することができるというメリットがあります。
これにかかる手間はほとんどなく、e-taxを使えば、3人分の確定申告は手間ではないですし、最近はクラウド型の確定申告ソフトも便利になってきていますので、記帳作業もそれほど手間になるわけではありません。
また、サイト運営についても、ほったらかし状態でも運営が可能なケースがありますので、正直、誰に管理してもらってもあまり関係ないです。手間がかかるとすれば、ドメインの譲渡とASPの名義変更ぐらいかと思います。
ただ、はたしてこれは脱税になるのか?という疑問があり、躊躇しています。
不動産投資の場合、物件ごとに法人化するのはぜんぜん問題はないようなのです。そうであれば、サイトごとに法人化するのも当然、問題がないといえますが、これを個人事業化してそれぞれで青色申告特別控除をもらうという手法はどうなのでしょうか。
今度、機会があれば、税務署に聞いてこようかなと思いますので、何かわかりましたら、当ブログ上にてご報告させて頂きます。