ChatGPTの登場で社会が大混乱に陥る可能性
ChatGPTの出現から数か月が経過した現在、Webに与えるインパクトは想定を大幅に上回るのではないかと実感しています。
ここ20年にわたるインターネットの常識が覆り、全く新しい秩序でWebが再構築される結果になるのかもしれません。
その理由としまして、ChatGPTを利用後、Google経由でインターネット上のWebサイトにアクセスする機会が大幅に減少しました。Yahoo!など1部のポータルサイトを除き、検索エンジンを利用する回数が大幅に減少し、ネットユーザーの可処分時間は、今後はChatGPTに移行するものと考えています。
これはまずいと思ったのは、ごく最近のことですが、検索行為をほとんどしなくなったことに気付いたからです。
つまり、検索を経由しないということは、Webサイトにアクセスするユーザーがいなくなることを意味します。
もちろん、ChatGPTに誤った情報が含まれることは重々承知していますが、それはインターネット上の個人サイトでも同じことです。
どのみち、誰もが完全には信頼できないことを承知の上で利用しているのであり、誤った情報の有無は利用の可否にほとんど影響がありません。
その点、AIの方がWebサイトよりも大幅に利便性が高く、このまま推移していきますと、Google検索ユーザーが激減する結果になるのではないか、そう考えています。
その結果として、検索関連ビジネスはもとより、ネット上でのビジネスそのものが成り立たなくなる可能性が出てきます。
社会にどの程度のインパクトがあるのかは不明ですが、AIの登場により、様々な業種でビジネスが成り立たなくなり、令和のChatGPT大不況が到来するのかもしれません。
まだ数か月の状態のため、今後については未知数なところもありますが、今後数年で社会が激変していくのはほぼ確実な状況となりました。