2016年09月11日

アイキャッチ画像で滞在時間は伸びるのか?

ブログ記事で無意味なアイキャッチ画像が挿入されているケースがありますが、これはインターネットにおける悪しき風潮であると僕は考えています。

アイキャッチ画像はコンテンツ内容を補完する情報であれば有用とは思いますが、なんとなく寂しいから、それがライティングの基本的なセオリーだからという理由で、とりあえずは無料画像でも拾ってきて挿入しとこう的な使われ方が非常に多いと感じております。

例えば、「日本各地で秋の紅葉が本格化」みたいなニュースがあったとして、そのような場合は画像がなければどのような風景かはわかりませんので、アイキャッチ画像の挿入は必須の要素といえます。

けれども、秋の紅葉が本格化してきた内容のコンテンツに、無料サイトから拾ってきた外人がポーズをとっている画像を差し込んでもまったく意味がありません。ないどころか、この画像になんの意味があるのだろうという疑問が生じてしまいますので、その疑問を残しつつ読み進めることになるため、コンテンツに集中できなくなるデメリットがあります。

詳しいデータを取ったことがありませんので、詳細は不明ですが、有用なコンテンツに無意味なアイキャッチ画像を挿入すると滞在時間が悪化するのは確実と思います。

ただ、画像があるとスクロールする作業がどうしても発生しますので、そのスクロールする時間の分だけ、ほんの2、3秒ぐらいは滞在時間が増える可能性があります。

コンテンツ部分を読むまでは何が書いてあるのかは分からないので、スクロールするのは面倒くさいと思いつつも、一応は内容を確認しておこう的な感じでスクロールして滞在時間が伸びるのだろうと思うのです。また、その画像にどのような意味があるのかを認識するまでに多少の時間がかかり、滞在率が伸びている可能性もあります。

けれども、単にとりあえずはっとこう的な理由で差し込んでいる画像ですので、いくらその画像に意味を見出そうとしても、もともとその画像に意味など何もないのです。

ただ、無意味なアイキャッチ画像が挿入されていたとしても、なかにはコンテンツ内容が有用なケースがあるので、必ずしもアイキャッチ画像があるからといって、コンテンツまでを否定する理由にはなりませんが、なかにはすぐに離脱してしまう人が多いものと僕は考えております。

一人当たり3秒の時間のロスであったとしても、インターネット全体でみれば膨大な時間のロスが発生しているはずです。また、画像データ転送による無駄な通信量も発生しますので、金銭的なロスもけっこうなものがあると思います。

アイキャッチ画像を挿入すると滞在時間が伸びるとか、読みやすくなるとかの説がありますが、このような見解には大きな誤解があると思っております。

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