2017年04月03日

DeNAのキュレーション問題を考える(第2回目)

DeNA運営によるWELQやMERYなどのキュレーションサイト問題ですが、最近はコンテンツホルダーへの通報窓口が設置されたようです。ヤフーなどでバナー広告をたまに見かるようになってきました。

この通報窓口には専用フォームが用意されており、こちらから問い合わせすることができます。

実はぼくも健康食品関連のサイトで画像をパクられていた記憶があるのですが、これが果たしてwelqだったのか、はっきりとは思いだすことができません。Googleでは既にインデックスが削除されていますし、インターネットアーカイブでもrobots.txtでブロックされており、盗用の有無を確認するすべがないのです。

かろうじて、Bingに少しだけインデックスが残っていますが、こちらもほぼ削除されてしまっており、あのサイトがwelqだったのか確かめようのない状態です。

DeNAがもし誠実な対応をするのなら、サイト運営者側からの通報ではなく、DeNA側で自発的にチェックして盗用したコンテンツをコンテンツホルダーへ返上するべきです。少なくとも、ウェブアーカイブの情報などをrobots.txtでブロックするのは誠実な対応とは思えません。

robots.txtの記載をdisallowではなく、allowに変更すべきであると僕は思います。

User-agent: ia_archiver
Disallow: /

自サイトでは送料も合わせると1アイテム4,000円前後のコストがかかっており、約150アイテムの画像があったため、画像だけでも60万円以上のレビュー費用(取材費)がかかっています。なかには企業から商品提供されたものもありますが、それでもお断りしたうえで自費で購入しているものが大半です。

そのような手間と費用をかけて作成したコンテンツと画像を、DeNAは横からひょいと無断で拝借していたわけですが、これまでそのような行為に大勢のサイト運営者がしぶしぶと耐えてきたわけです。

ちなみに、上の窓口の下にはcopyrightの文字が見えます。

これはつまり、「お前のものは俺の物、俺の物もおれのもの」という、いわゆる剛田主義的なDNAが脈々と受け継がれてきたのではないかと感じています。

DeNAが作成したコンテンツはDeNAのものでまったくかまいませんが、人様のサイトに掲載されているコンテンツや画像はそのサイト運営者のものですので、許可なく無断で勝手にもってきてはいけないという点をしっかり確認しておくべきと思います。

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