2013年07月29日

アフィリエイト報酬の2つの処理方法

ゲットしたアフィリエイト報酬をどのように処理するのかについては、大きく分けて2つの処理方法が存在するかと思われます。すなわち、個人の事業所得としてもらうのか、あるいは法人を設立して役員報酬としてもらうのかの違いです。

昨今は法人税減税がありましたし、法人の設立も個人一人でもやりやすい環境が整ってまいりましたので、どちらかといいますと、会社を設立して役員報酬として収入を得るのが一番いいような気もしないではないです。

ただ、税金的にいいますと、一般的には法人税率の方が高いといわれていますが、ある程度の金額を境に法人と個人の間で税率が逆転してしまいます。法人の実効税率はどんなに高くてもせいぜい4割程度なのに対し、個人の実効税率は最高で5割を超えてきますので、ケースバイケースといわざるを得ません。

小規模の企業の場合の実効税率は、800万円までの部分については税金の安くなる傾向があるわけですし、そもそもの役員報酬を経費として計上できるメリットがありますし、給与所得控除などもありますので、法人化して給与として収入を処理するのにはそれ相応のメリットが存在するわけです。

個人的な感覚でいいますと、年間のアフィリエイト報酬で800万円程度を境に法人の設立しての役員報酬を考えた方がよい気がしております。1000万円に達してしまいますと消費税の納税がありますし、かといってそれ以下で法人化しましても、経費や運営の手間などを考えるとあまりメリットはないものと思われます。

例えば、年間700万円程度の報酬でしたら、経費で200万円、青色申告で65万円、その他の基礎控除や社会保険控除もろもろを合わせますと課税所得で400万円程度に抑えることができるはずです。
この場合、税額控除も含めると個人の実効税率はかなり低めになりますので、法人成りのメリットはあまりないはずです。

一方、900万円にいってから考えるとしますと、ひょんなことで1000万円に達してしまう可能性もあり、消費税分の50万円を納税する必要が出てきますので、あまりぎりぎりの状態での法人成りは避けた方がよい気がいたします。

加えて、税率にはあらわれてこない生活の実態も把握しておく必要があり、資産の状況によってもずいぶんと違ってくるはずです。

個人事業の頃に、欲しいものは全部買いつくした上である程度の貯蓄もあり、生活費もあまりかからないという状態であれば、会社にお金を残す形で資産形成をする方がよいと思いますし、そうでないならば、月給取りは何かとお金の自由が利かなくなりますので、まだあれこれ買いたいものがたくさんある場合は避けた方がよいかと思われます。
ニックネーム ブログアフィリエイター at 17:59 | ブログアフィリエイト